ファイザーの禁煙冊子の文章とザイバンという選択肢

ザイバンは、成分名ブプロピオンという薬で、ノルアドレナリンとドパミンの再取り込み阻害を作用機序とする薬です。元々は抗うつ薬として開発・発売された薬ですが、後に禁煙治療補助に関係する作用があることがわかり、現在日本で注目される場合、その多くは禁煙補助剤としての用途です。日本では未承認の薬であるため、入手するには個人輸入などの方法を取る必要があります。日本で販売されているザイバンのような薬としては、チャンピックス(成分名バレニクリン)があります。チャンピックスはニコチン置換療法ではない作用機序を以て禁煙補助とする薬で、ファイザー株式会社の販売で2008年4月より保険適応が開始されました。現在では、一定の施設基準を満たした病院に設置できる禁煙外来において処方されることがあり、禁煙を望む人に役に立っています。ファイザーはこれら禁煙補助剤の適正使用のため、さまざまな文章資料を提供しています。その文章は患者用の禁煙冊子であったり、もちろん添付文書等であったりするわけですが、チャンピックスには主な副作用としてめまいや傾眠がありそれに伴う自動車事故の発生が問題になったこともあります。また因果関係ははっきりしないものもあり禁煙でニコチンが中止されたことの影響によるという説もありますが、自殺念慮や攻撃性の増加などがアメリカで報告されるなど重大な副作用の報告もあります。ザイバンにもてんかん発作の増悪が用量に依存する形で発生するということがわかっており、使用の際にはファイザーのみならず製薬メーカーなどから正確な文章を入手し、適正使用に努めるよう利用者側も意識する必要があるでしょう。健康になるための禁煙治療で健康被害が出ることのないよう、注意したいものです。